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ノーマルエンジンにはノーマルマフラーで充分か?

だれもがまず最初にやるモディファイの1つに、マフラー交換がある。
しかし個人的には、ノーマルエンジンにはノーマルマフラーで充分、と思っているし、まあそのうち気が向いたら、と後回しにしていた。

そんなある日、何気無しにテールパイプの中を覗いてみると、2本のパイプそれぞれの奥には壁が立ちはだかっているのが見えた。
そして何と、そこには小穴が数個開いているだけではないか。 どう見ても、これら小穴以外に排ガスの通り道は無さそう。
これしか無いのか、排ガスの通り道・・・ ちょっとした衝撃。

ライトで中を照らしながら撮った写真。

DRターボ用HKSリーガルマフラーへ交換

上述の小穴を見てしまった衝撃から、頭の中でマフラー交換のプライオリティが高くなってきた。
そこで、購入して2年が経過した新品のHKSリーガルDR30ターボ用の出番となった。

ノーマルマフラー取り外し



純正品は長い1本モノなので、抜くのがとても面倒なのは、R30のお決まり。
メインパイプの遮熱板を全て外し、車両後方へ抜こうとしたが、それでも引っかかってダメ。
リアサスメンバー左側のブラケットを、ナットを緩めて下げ、更に左リアショックロア側も切り離して、ようやく車体から抜き出せた。
10年ほど前に自分で交換したそのマフラーは、振ってみるとタイコの中でサラサラ、サクサクと音がする。
腐食崩壊の一歩手前だったのか。


2本のマフラーを並べてみる。
スタイル的には、ノーマルの2本出しのほうが好きなのだが・・・。

フロントパイプも同時交換が必要

HR30は、後期型に限って、DR用マフラーへ入れ替える際にフロントパイプも同時にDR用へ入れ替える必要がある。
HR30前期とDRターボのフロントパイプは共通使用出来る(ただし純正では別品番設定)のだが、後期型は触媒の位置が車両後方側へ100mm程度移動されているため、フロントパイプは専用品。
そこで、将来に渡っても比較的供給が安定している(と思いたい)DRターボマフラーを装着出来るようにしておくために、フロントパイプ交換も一緒にDRターボ仕様にしておく。


用意したのは、同じくHKSのDRターボ用 (写真下)。
内径は60mmと、他の社外品よりは細目だが、ノーマルエンジンだし、これで充分すぎるくらいだろう。
加えてR30は、元々地上高に余裕代が少なく、ただでさえ最低地上高が心配なので、径の大きすぎるものは都合が悪いのである。

フロントパイプ現品を見て気になったのが、タービンアウトレット側のフランジがパイプに完全固定されていて、回転方向に角度調整ができない点。
HRにもそのまま付くのだろうか。


・・・と心配しながら車両にあてがってみたら、案の定、合わない。
触媒側のフランジが、トランスミッションのマウンティングブラケットに見事にぶつかる。
そこで、手っ取り早い解決策として、フロントパイプのタービンアウトレット側フランジの取付用穴を長穴加工し、取付角度を回転させることにした。



こんな感じで長穴加工。


干渉は無事に解消。
しかし、フランジとトランスミッションブラケットの隙間が狭い。 フロントパイプを吊るためのブラケットが更にここへ入るので、隙間は更に小さくなる。
作業性はもとより、走行中に当たらないか心配。


不要のR32用純正フロントパイプから外したものを加工して、遮熱板を作った。
車検時には必要、いや不要と、諸説あるようだが、車検ラインの脇で急に指摘されてもどうしようもないので、付けておこうと思った。
写真ではロア側だけだが、このあとアッパー側にも取り付けた。

試走した結果、鉄板で囲むだけでは遮熱が充分ではなく、助手席の足元やサイドブレーキレバーが走行中にかなり熱くなってしまうことが分かった。
そこで対策として・・



フロントパイプへ遮熱バンデージを巻き、その上から遮熱板を取り付けた。

フロントパイプブラケット製作


フロントパイプ入れ替えによって、元のものが付かなくなったので、新たに作る。
素材として使ったのは、たまたま入手したR33タイプMの純正。 これを、車両にあてがいながら、加工箇所を考えていく。



フロアとのクリアランスが少ない上方をカットし、全体の曲げ角度を調整し、補強部材を溶接して、出来上がり。

完成


完成。
外観はやはり元のノーマル2本出しのほうがシックリ来る。 太い1本出しは少々不本意ではあるが、まあ良しとしよう。
写真には掲載していないが、マフラーを吊るラバーリングは、硬度の高い強化品を使ってみた。
ウマから車両を下ろす前にマフラー全体を揺すって、車体やドライブシャフトなどとの干渉が無いことを確認。

パイプの取りまわしをじっくり見てみると、余裕の少ない中、駆動系部品やフロアの凹凸をギリギリながらうまくかわすように出来ている。
フロントがタイヤ〜フェンダーでこぶし1個分弱、リアタイヤがフェンダーに若干隠れる程度の車高において、確保できた最低地上高は、フロントパイプ部、触媒以降のメインパイプ部で共に約100mm。

乗ってみた

まずエンジンを始動。
アイドルアップ時の騒音は、低音成分が強くはなったものの、音量自体は何故かノーマルマフラーのそれより静か。
やはり、ノーマルマフラーのタイコ内部が崩壊しかかっていたのだろうか。
走り出してみると、エンジン回転の上昇に伴い室内に入ってくる排気騒音はそれなりに大きくなるが、引き換えに加速が伸びやかになったのが分かる。
ただ、他のブランドより静か、とは言われているHKSリーガルだが、個人的には更にもう少し静かであればいいなと思う。
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