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なぜ丸4灯にしたいのか?

それはやはり、リフレクタの再メッキをしてもなお暗いHR用のライトがイヤだからである。
おまけに、車検ではハイビームの光軸が散っていると指摘され、テスターで杓子定規に1点で計測しただけでは光量不足になり、係員の判断でOKをもらう有様。
OH後の再組み付けでどこか作業を誤ったのか、幾ら調整してみても改善しない。 いい加減イヤになってきた。
この時代のクルマの異形ヘッドライトは、とにかく暗い。 規格サイズのライトはその点、明るさに不安は無い。
それに、レンズカットの異なる色々なメーカーのライトが好きに選べる、という楽しみも付いてくる。

バン用グリル & ライトハウジングの入手〜加工



真新しいバン用グリルと、ライトハウジング。
グリルは、日産部販でオーダーした時点で1本だけあった在庫品。 受注生産ならともかく、在庫があったこと自体に、ちょっと驚き。
当初は中古品を長いこと探していたのだが、さすがにNox法、Nox・PM法をくぐりぬけて来たR30バンは少ないのか、見つからず、諦めた。
ライトハウジングは、オーダーしてから入手まで数週間を要した。 おそらく、受注後に製作されたもののようで、ネジ部に付く防錆油もホコリを呼んでおらず真新しい。 ただ、トリコロールカラーをあしらった旧タイプの箱は、特定方向の面が激しく日焼けしていて、長期保管を偲ばせるものだった。



ライトハウジングとグリルを、我が後期型HR30にあてがってみる。
後期型のバンパーは、前期型のそれに比べて上方向の高さがあり、グリルの下部が余ってしまう。
そのままでは付かないので、どこをどう切除して、どう取り付けるかを考える。


まずはメッキモールを外してみる。 続いて、モールが嵌っていた部分を切除。 ここから以降、作業終了までは、加工や仮組みで傷が付かないよう、部分的に適宜ビニールテープを貼って保護する。
後期型ライト&グリルと比較してみると、高さ方向の寸法の違いがよく分かる。


後期型では、サイトシールドの入る隙間がこれだけ空いている。


上から見たライトとバンパーの隙間も確認。




グリルを実車に何度も仮組みしては外し、干渉部分を慎重に少しずつ切除。
結果的に、ライトを囲む円形部は切らずに済むことが分かり、写真のような形状に落ち着いた。
写真は無いが、円形部下端の前方を覆う位置にサイトシールドが来る。


グリル左右端のそれはそのまま残すことが出来たが、ライトハウジングとの固定用クリップ2箇所はどうしても切り落とさざるを得なかった。 ここは新たにどうにかして代わりを作る必要がある。
また、グリル自体も、メッキモールやその周囲のプラスチック部をだいぶ失ったため、剛性が落ちている。 補強する必要あり。


グリルの切除作業に活躍した工具が、これ。
ディスクグラインダに付けて使う、ダイヤモンドディスク。 ホームセンターの特売品で1700円。
刃面でドリル先端やチップソーの研磨が出来るほか、プラスチックの切断にも使用可、とあったので、試してみた。
これがなかなかいい。
被切断部のエッジには、切断の熱で溶けたプラスチックが泡状に付着するが、手でこじって簡単に落とせる。 そして現れる切断面はバリも無く角が鋭利で綺麗。
仕上げ加工はほぼ必要無しで、これを選んだのは正解。


バン用ライトハウジングと干渉してしまうのが、サイトシールド固定用のフラケット。
取り付けボルトがサビで溶けかかっていて、うまく外せるのか不安だったが、あっさりと外れた。
代わって、小さめのブラケットを端材で製作して取り付け・・・


サイトシールドの足部も、ブラケットに合わせ短縮加工する。
切断には、奮発してチップソーを初めて使ってみた。 砥石タイプに比較していいことずくめ、というのが実感。
切断面にはバリが殆ど出ず綺麗で、火花も少なく、騒音も少なめ、それに作業が早い。
砥石タイプに比べ値段は高い(直径160mmのもので5000円前後)のだが、大量の砂塵を出しながらアッという間にチビてしまう砥石よりずっと良いかも。


サイトシールドの足は、切断後、万力でプレスしてフラットにして穴を開け、写真のように干渉なく収まった。


グリルを付けたこの状態で、サイトシールドを隙間から差込み、ボルトで固定する、という想定。
組み付け順序は、ライトハウジング、グリル仮組み、サイトシールド差込み&固定、グリル固定。
バンパーを脱着する必要は無いが、グリルとの距離が近いので、グリルを傷付ける心配が常に付きまとう。
脱着の際には必ず、今回の作業中のように傷付き防止用にビニールテープを貼る必要が出てくる。
面倒だが仕方ない。


どうにか収まりが見えてきた。
サイトシールドの挿入経路確保のために大きく切り取った部分に本来あった固定用のクリップは、加工に伴い無くなってしまったので・・・


グリルを仮組みして上から覗きながらしばし考えた結果、大きく切り取られヘナヘナになってしまったグリルの補強も兼ねて、アルミフラットバーをグリル下端にリベット留めし、これをライトハウジングへ固定することにした。
まずは現物合わせで慎重に採寸し、フラットバーでL字型の金具を作って・・・


フラットバーをグリル下端部にリベット留め。 この両端に、先に作ったL字金具をリベットで固定。
ここの段階でグリルの剛性は大きく復活。


グリルのフィンの間から、わずかにリベットの頭が見えるが、まあ実車に付けてしまえば、浅い角度で覗き込まない限り気にならない程度か。


本来クリップが入るライトハウジング側にも、ブラケットを端材で作り、リベットで留める。
グリル側のL字金具の穴をボルトが通り、このブラケットに溶接したナットへねじ込まれる仕組み。
これで、組み立て順序的にも矛盾がなくいけそう。

完成

ヘッドライト本体は、シビエに決めた。
ガラスが球面形状のこのタイプは、日本国内へは正規導入されていないので、UKから通販で購入。
オーダーしてから10日ほどで無事に届いた。


左から、H4(スモール球無し)と、H1。
レンズの上半分がほぼレンズカット無しというこのH1タイプが気に入ったのが、これに決めた理由。


今回最も面倒だった、サイトシールドとグリルの位置関係の調整。
グリル中央部ではサイトシールドは下へ潜り込むように、ヘッドライト付近ではグリルの前方に来るような格好に落ち着いた。


バン用グリルと丸目4灯、後期型に付いた、の図。
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