Top > 修理 & レストレーション > インジェクタ、漏れてました
March 18, 2008
冷間始動時に黒煙モクモク & インマニ内の強烈なガソリン臭


いつからかはっきりしないが、数週間放置した後の始動時にやたらとエンジンがブルつき、マフラーからは黒煙、といった症状が出るようになった。
そのまま1分程度運転を続けると、フッと症状が治まる。 数時間程度の駐車後なら、そのような問題は出ない。
スロットルバルブを外すと、その向こう側、インマニ内部からは強烈なガソリン臭が。
これ、もしかしたらインジェクタ先端部からの燃料の「垂れ」か。
エンジン停止後も残る燃料配管内の残圧を使い切るまで駐車中ガソリンがインマニ内へ垂れ続けているのだろうか?


フュエルギャラリーをインジェクタごと外してみる。 燃料配管はまだ接続状態のまま。
インジェクタ先端を綺麗にして、この状態のままキーON。

やっぱり「垂れ」〜



するとどうだろう、殆どのインジェクタの先端からジワジワとガソリンが滲んでくるではないか。
6本間で程度の差こそあれ、ウェスで拭き取ってもまた濡れてくる。
5秒で自動的にフュエルポンプが止まるため、キーON・OFFを数回繰り返したのち、インジェクタ先端を下に向けたら、雫が落ちた。
放置後の冷間始動時の黒煙の発生原因はきっとコレだ、と判断。

中古の同じインジェクタへ入れ替え


たまたま知り合いから貰って保管してあったHR30(L20ET、1984年式)用があったので、それに入れ替えることにした。 新品はさすがに高いので。
10年ほど保管されていたもの。 そもそも動くのかも不明。 ただ、ホースの劣化の少なさや全体の綺麗さを見ると、使用期間はあまり長くなさそう。
ホース内に少量の灯油を注入し、エアで加圧して簡易的な作動テスト。 6本ともちゃんと動いて、取り敢えず噴射の断続も正常そう。
「垂れ」はあまりジックリ観察しなかったが、サッと見た限りでは無さそうだった。

細身の贅沢ホース・・・


フュエルギャラリーとインジェクタの接続に使ったのがこのホース。
日産純正品で、品番A6440-N7686。 しっかしこれが高い。 たったの2.2mで驚愕の9000円台。
見た目ただのインジェクション対応ホース。 でも買ってしまった。
これの良い点は、よくある市販品に比べて外径が約13.5mmと細身であること。 これより太いものだと、インジェクタに差し込んだホースが皿にフィットしないのだ。 勿体無くて他の箇所には使えない。
なお内径は約7.5mm。

作業完了 & しばらく様子見


フュエルギャラリーAssy完成。
このあと組み付けて実走行したところ、アイドリングや加速感は至って正常。

エンジン停止後、数日放置したのちに始動時してみると、排ガスの黒煙はすっかり無くなり、始動も至ってスムーズ。
無事に完治。
Copyright© 2001 - 2008 古賀 知憲 Tomonori Koga
All rights reserved.