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これがまた、R30定番の故障の一つ。
これは、モノを見る限り、設計的な欠陥だと思っている。

スイッチ操作時、力が紫の矢印で示した2箇所のボス部に集中してしまう構造なのに、ボス部周囲の補強リブは実に心許ないもの。
これでは、割れてしまって当然。
加えて、スイッチをドアトリムに固定するための、コの字型の金具。これはどう見ても、スプリングで言うところのばね常数が高すぎる(たわみ量増加に対して、反発力が極端に上がる)。
取り付けた後には、その金具によって、上述のボス部に強い引っ張り力が常に掛かることになってしまう。
ボスの大きさからすると、大き過ぎるとしか思えない力。
しかも、スイッチ操作時には、どうしてもレバーをドア方向へ押す力が加わってしまうため、ボス部への負担は更に大きくなる。
壊れて当然の設計。 こんな設計をしたエンジニアのセンスが理解できない。


10年以上前に壊れ、たまたま捨てずに保管してあったスイッチ。
壊れ方も、やはり定石通り。
壊れたボス部を、脱脂後デブコンで肉盛り補強し、元通り組み付けてみたが、ボス部はあっけなく再びポロリ。


このスイッチ、最近では新品で\5,000近くするらしい。
今でも手に入るだけマシ、という考え方もあるが、すぐに壊れると分かっているものを買うのはシャクなので、見栄えが悪いのを承知で、前面パネルに貫通穴を明け、ステンレスのM3ボルト・ナットでスイッチ本体と共締めした。
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