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R30のルームミラーはどうしてこうなるのか

材料の選定ミス以外に考えられない、この症状の原因。
現存するR30のルームミラーの殆どがこういう状態ではないだろうか。


薄いグレー色なので、元々フロントガラス越しに目立つ存在。
それが、プラスチック部分の崩壊によるみすぼらしさとあいまって何とも見栄えが悪い。


取り外し、改めて見てみると、何とまあ酷いコト。
爪で引っかくと、ポロポロと際限なく崩れる。 そのうち穴になりそうなのでやめた。

プラスチック部分全体を覆ってしまうような社外品もあるようだが、それを買ってしまうのでは芸がない。
かと言って、焦って塗装でもしてしまおうものなら、シンナー成分でプラスチックの崩壊が一気に進みそう。
何か良い策はないかと考えたのが、他のニッサン車のミラーの流用。



そこで見つけたのがF31レパードのミラー。 ミラー本体の形状はR30と同じで、色はブラックに近いグレー。
予備として保管していたR30用とF31用を比べてみると、両者のアームに互換性がないことが分かる。
R30のそれはルーフアンテナのレバーを避けるように二股になっている特殊な形状。

さて、どうやってニコイチにするか。

アーム同士を入れ替える


アームを切断して途中で継ぎ足そうかと考えつつ、中心のねじを緩めてミラー本体とのジョイント部をいじくるうち、「ここから分離してアームだけ入れ替えられないか」、と思い始めた。


いじくるうちに、アームが抜けてくれた。 ただし黒い半円状の部品が転がり落ち、小さな鉄板プレスの部品がミラー本体の中へ落ち込んでしまった。

ともあれ、F31のミラーも同様にアームを引っこ抜き、転がり落ちた部品たちを小さな丸い穴を通して元の位置にセットし(これが根気の要る作業だった)、R30のアームを入れ、センターのねじを締めこんで・・・

完成!



ミラーの存在も目立たなくなり、色も個人的にはこのほうが良いかなと思う。

ただ・・・
ここで紹介した方法は、下記のリスクがあり、あまりお勧めはできない。
私の場合はたまたまうまく行っただけと思っている。

(1) 転がり落ちてしまう「黒い半月状の部品」と「鉄板部品」を元の位置に戻すのが大変。 作業は小さな丸穴を通してしか出来ないため。 またこれらに位置ズレが起きないようにアームを押し入れるのも大変。
(2) 上記(1)の作業を多く繰り返すと、鉄板部品との擦れによりミラー裏のコーティングが傷付く恐れがある。
(3) 工具で不意にミラーをコジってしまい、割ってしまう可能性あり。
(4) センターのねじは、締め込み過ぎると最後にはミラーのガラス部へ達するため、コーティングを傷付けたり、更にはミラーを割ってしまう恐れあり。

F31以外にも流用できそうなミラーは色々あるみたい。
興味のある方は自己責任でお試しあれ。
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